■「ドバイチョコ」日本で売っている店舗はわずか
ドバイチョコレートを買いに来た客
「(Q.きょうは何を目的に来た?)ドバイチョコレート!」
今、たくさんの人が求めている「ドバイチョコレート」。日本で売っている店は、実は少ない。
その数少ない中の1店舗が東京・新大久保にあるカフェ「OKUDO」だ。
東北から来た客
「食べたことないので、ちょっと見た目が不思議な感じなので食べてみたいな」
インドネシアから来た客
「(Q.なんできょうはこちらに?)インドネシアから参りました。インドネシアでドバイチョコがめっちゃ人気。いろいろ調べたら新大久保で販売していて」
なぜこのチョコレートは人気なのか?その製作工程をのぞいてみました。
■魅力は新食感と独特な音
こちらの工房で毎日700から800枚のドバイチョコレートを手作りで製造している。
OKUDO大久堂 パティシエ 伊藤寛人さん
「(Q.ドバイチョコレートの作り方は?)ドバイチョコレートの中にカダイフというのが入っていて、カダイフというのが中東で使われているスイーツや料理など、多岐にわたって使うものなのですけど」
実は、ドバイチョコレート人気の背景には中東の乾麺「カダイフ」がある。
このカダイフとピスタチオペーストを絡めたものをチョコレートの中に入れることで完成。
そうすることで、食べた時に…。
紀真耶アナウンサー
「ザクザクいっていますね。おいしい。香ばしさも感じられるし、ピスタチオのペーストがザクザクしているんですけど、滑らかなところもあって新食感」
カダイフ特有の「ザクザク」とした新食感と心地いい咀嚼(そしゃく)音が人気を呼び、SNSで世界中に広がったのだ。
この店では、世界で広がった「ドバイチョコレート」にいち早く注目し、9月から日本での販売を始めた。
価格は1400円と、少しお高めだが、販売開始以降、連日ほぼ完売状態だという。
購入した人
「この中のサクサクしたやつとピスタチオペーストが入っているのってあんまりないじゃないですか。(ドバイチョコレートの魅力は)そこかなって」
「子どもたちに頼まれて、ドバイチョコ買ってきてと言われたので買ってきました。ちょっと一口だけいただいてみようと思います」
「(Q.なぜドバイチョコレートを購入した?)(SNSで)海外のどこかの国の人が食べているのを見て、日本でも最近売り始めたみたいで。あまり手に入らない感じなのを見て、欲しいなと思いました。食べるのが楽しみなので、家でゆっくり食べようと思います」
■ブームのきっかけにASMR
ドバイチョコレートがブームとなったきっかけにASMRというものがあるそうだ。
ASMRとは、特定の音や映像の刺激によって感じる心地よさやゾクゾクとした快感などを指す。その音の例としていろんな種類があるが、「川のせせらぎ」などの自然音や「キーボードのタイプ音」などの生活音など、その人にとってよいと感じるものはさまざまだ。
こうしたなかでも今、特に注目されているのが「咀嚼音」だ。SNS上ではお菓子などを食べる様子と音を収録した動画が「ASMR動画」として人気のコンテンツになっていて、今回紹介したドバイチョコレートもASMR動画がきっかけとなって人気に火が付いた。
■ASMR動画はなぜ心地よい?
このASMR動画は、科学的にも研究されていて新潟医療福祉大学が動画を視聴している人の脳をMRIで調べたところ、自律神経バランスに関与する部位や、やる気や頑張りをつかさどる部位の活性化がみられたという。
そのため、ASMR動画にはリラクゼーション効果や抑うつ改善や不安症状の改善にも活用できる可能性があると期待が寄せられているということだ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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