小中学生対象のアイシングクッキー作り教室　子どもたちの表現力を育む＜岩手・北上市＞ (24/07/25 11:45)

粉砂糖と卵白を混ぜたアイシングクリームでアートのように装飾した「アイシングクッキー」は、イギリスが発祥とされる伝統のお菓子だ。
見てかわいい、食べておいしいということで贈り物としても人気だ。
この素敵なお菓子の作り方を教えている岩手県北上市にある高橋かおるさんの教室を訪れた。

アイシングクッキー認定講師　高橋かおるさん
「（アイシングクッキー作りは）最初は難しく感じるかもしれないが、このアイシングクリームを使って、お絵描きする感じでやっていくので、誰でも大丈夫だと思う」

アイシングクッキー作りに初めて挑戦する三倉茉裕子アナウンサーが教えてもらったのは、カラフルなおかずが入った「お弁当クッキー」だ。

アイシングクッキー作り方は…
・型に入れて焼いたクッキーと硬さの違うアイシングクリームを用意する。
・アイシングクリームでクッキーを縁取る
・やわらかめのクリームで塗る
・作ったアイシングクッキーを乾燥させる

高橋さんは「（クッキーを縁取るときは）アイシングクリームのチューブを１ミリだけ浮かせるような感じで（クッキーの）周りを囲んでいく。次は（柔らかめのアイシングクリームのチューブを）クッキーにすり付けるような感じで円を描きながら塗っていくと、きれいに平らに塗ることができる」とポイントを教えてくれた。

以前は中学校の英語の教師をしていた高橋さん。
子どものころからお菓子作りが好きだった高橋さんは教員を退職後、アイシングクッキーの魅力を知り、アイシングクッキー認定講師の資格を取得した。

高橋さんは教員時代の経験を生かし、子どもたちにお菓子づくりの楽しさを知ってもらう取り組みを始めた。

アイシングクッキー認定講師　高橋かおるさん
「子ども向け教室を今年度から開催している。小中学生限定だが、ミョッピー塾という１年間を通してアイシングクッキーを一人で全部できるようになる教室を開いた。学校でも家庭でもない自分の自己表現の場をアイシングを通して育てたいと思って始めたので、子どもたちが楽しい、うれしいとか言ってくれると良い」

ニンジン、スパゲティ、緑のブロッコリーなどを作り、できたものはフードドライヤーに入れて乾燥させる。
おにぎりやタコさんウインナーもでき、本物のお弁当箱に盛り付けていく。

三倉茉裕子アナウンサー
「完成しました。先生、出来栄えはいかがでしょうか」

アイシングクッキー認定講師　高橋かおるさん
「最高にかわいいの出来ましたね。おにぎりの顔が大好きです。トマトの顔もいいしすごくかわいいです」

高橋さんは「アイシングクッキー作りを岩手県や全国の人にアイシングを広めていきたい。オンラインレッスンもお願いしたいという声もあるので、来年度はオンラインレッスンに力を入れたい」と話していた。