梅ジュースは発酵させましょう。
みなさんこんにちは。
6月に入りました。まもなく湿気の多い日本の暑すぎる夏がやってきます。暑い夏を熱中症や暑気あたりにならずに元気になんとか乗り切りたいものですね。
そのためには体力を保持し、消耗してもすぐに回復できるかが重要です。
今日は、体力温存に効果抜群の、梅ジュースの作り方を公開したいと思います。
みなさんは、いわゆる梅ジュースには馴染みが深いことと思います。
ご家庭でお母さんが作る梅ジュースです。
青梅に竹串などで穴を開け、蜂蜜や白砂糖などに入れるだけで簡単にできますね。
それはそれで、炭酸水などで割って飲むと、簡単に夏のおいしい清涼飲料水になります。
ところが、実は簡単なだけに不十分、ということをご存じでしょうか。
砂糖を溶かしただけでは、クエン酸は摂れるかもしれませんが、
夏の疲れを取り去り身体を回復させる何かが足りないのです。
その足りない物って何?と思いますね?
今日はそれをみなさんにお伝えしたくてこの動画配信をしております。
それでは、さっそく製造過程をご覧いただきながら、何が簡単な梅ジュースと違うのかを
ぜひ確認してみてください。
【梅発酵ジュース】
出来上がり 約4リットル分
材料
<自家培養酵母液>
本仕込みフルーツの約10%を使用します。(300cc)
季節のフルーツ (できるかぎりオーガニック)100g
(今回はジューンベリー、オーガニックレーズン、ブルーベリー、ワイルドベリー、苺、など)
玄米水飴、甜菜糖、など糖分少し 小さじ1/2
(※ はちみつでもよい ただし、動物性食品です)
水 フルーツの2倍 200cc
<梅ジュース本仕込み用>
梅 2.7キロ
他の季節のフルーツ 0.3キロ(5種類くらい)
北海道産甜菜グラニュー糖 精製過程で骨炭不使用のもの。梅とフルーツの1.1倍(3キロなら3.3キロ)
材料の中の
自家培養酵母液
というものはまったく知らない、作り方が難しい!
と思われましたか?
そう思われるかなぁと
今日は、自家培養酵母液の作り方までお教えします!
今回は夏なので、夏のフルーツ集めから始めます。
別に生のブドウを買ってきても十分にできます。
生徒さんオススメ 【梅酵素フルーツゼリー】500ccの流し缶
梅酵素ジュース 150~200cc
水 350~300cc
粉寒天 3~4g
お好みのフルーツ 適宜
(スイカ、メロン、ぶどう、キウイ、ブルーベリーなどなんでも)
材料の仕入先ご案内
【あきさわ園】(神奈川県小田原市)
【上門農園】(和歌山県日高郡)
https://www.kanotakumi-uekadofarm.com/
何が普通の梅ジュースと違うかおわかり頂けましたか?
当料理教室では梅○○ジュース作りワークショップも毎年開催しています。
最初の頃は市販の発酵助成剤や昆布由来の補強材料なども使いましたが、
自然素材の中には身体に取り入れたくない毒素なども当然微量ながら含まれており、
その濃縮が体内に蓄積されると、身体から自然には排出されていかないため、昆布由来の材料は不使用です。
当教室で毎年常連になって梅発酵ジュースを一年分作ってお持ち帰りしているみなさんからは、
夏バテしなくなった!
黒い髪が生えてきた!
便秘しなくなった!
火傷の跡が消えた!という声が絶えず届いています。
なぜでしょうか。
まず、酵素ジュース(正しくは発酵飲料)をなぜ作り始めたか、
といいますと、
もう十年以上前ですが、母が帯状疱疹にかかったことがきっかっけでした。知り合いから分けて頂いた酵素ジュースを飲んだり体中に塗りたくり、母はかなり早く回復し、
一ヶ月足らずで、予定していた海外旅行に出かけることが出来ました。
それ以来、作り続けています。
酵素とは、生き物の生命維持に欠かせないタンパク質、物質です。
酵母菌は微生物ですが、材料の梅やフルーツが持つ酵素との相乗効果で、
さらに生み出すビタミンやさまざまな酵素もあります。
あらゆる生き物は酵素のおかげで生命を維持できています。
何か食べたら消化吸収させるのも酵素、けがをしたり病気になったらそれを体中に知らせるのも酵素、体内で救急車を呼んだりお医者さんの役割をするのも治したりするのも様々な酵素が働いてくれるから。
動物にも植物にも酵素が活きているんですね!
人はどうかというと、まずほとんどが消化酵素に使われているようです。
その余力で病気を治したり体調を整えて元気になったりできます。(代謝酵素)
そしてその補給は、というと、生の食物からしか摂れないのです。
(熱には弱く60℃で働かなくなる)
ですので、ストレスが多かったりと、酵素を消費することが多い私たち現代人は酵素を不足させることがないようにしたいものです。
その酵素を生み出せる生き物に酵母菌がいます。
酵母菌もいろいろですが、ワイン、ビール、麹などは実は同属の酵母菌です。
私がふだん使うパンの酵母菌も同じです。
なので、梅発酵ジュースに使う自家培養酵母液も、発展させるとパンが焼けます。
それを使って、梅ジュース内の酵母菌に糖分を食べさせ発酵させて、
酵素をより多く生み出すことで、
活きた酵素の種類と量を増やしていくのが、
今回の梅発酵ジュースです。
興味のある方は、ぜひ酵素研究の本をぜひ読んでみてください。
簡単な梅ジュースはつまり未発酵、発酵不足ということになり、
単なる加糖しただけのカロリー高めの梅ジュース、ということになります。(梅のクエン酸やカリウムはもちろん含みます。)
ただの梅ジュースでも、この発酵させた梅ジュースでもカロリーは1グラム4キロカロリーはあります。
同じカロリーだったら、より身体の健康維持に役立つ梅ジュースを飲んだ方が良いと思いませんか?
注意としては、
酵母菌は発酵するときにアルコールと炭酸ガスを生みます。
なので、過発酵させないということが注意点です。
1週間(暑ければ3日)したら、仕込んだジュースは漉して、
漉したカスと、ジュースに完全にわけてしまいましょう。
ジュースは冷暗所保管、冷蔵庫内。冷蔵野菜室に保管をオススメします。
そうすると1年以上経ってももちろんおいしく飲むことが出来ます。
また絞ったカスも捨てることはありません。
○ この梅ジュースの用い方
1.水、ぬるま湯、無糖炭酸水などで好きな濃さに薄めて飲む。(腸内細菌を増やす、胃腸の消化吸収がよくなる。効果をより上げるには、低体温の方は風呂上がり、運動後など体温を上げてから飲むことをオススメします。)
1食分をこの梅発酵ジュースに変えてのファスティングもオススメです。
2.料理に使う。(これまでの動画を参照、らっきょう漬、もずくの酢の物、など)
動画のリンク先
らっきょう漬け他
もずくの酢の物
3.原液は少量をヘアトリートメント、顔に塗り軽くパックして風呂から出るときにシャワーで最後は流します。
髪も皮膚もしっとりします。
4.絞ったくだもののカスは、一握りをさらしやガーゼの袋に入れ、お風呂にいれると、
爽やかな入浴剤になります。
(父は入れすぎて翌朝、泡風呂にしてしまい母に叱られました、、カスも入れすぎると発酵して泡風呂になります。)
5.カスは種などを取り除き、半生のドライフルーツにしてケーキに入れたり。ジャムにもできます。
6.梅の絞ったカスを醤油に浸けるだけで簡単漬物ができます。(パリパリ梅の醤油漬)
7.後は私の体験談ですが、とにかく痛みに効きます。
仕事柄火傷が多いのですが、かなり熱々の鍋を素手でつかんで指先の皮膚がくっついてしまったことがあります。
大忙しで痛みを我慢しながら仕事をしなくてはならず、
そのときふと、そうだ酵素!と思い、梅の酵素が効くかもと火傷した指先に原液をたっぷり塗り、ラップで巻きその上から絆創膏で保護などして仕事を続けました。
いつの間にかすぐに痛みを感じなくなり、
一日もすれば皮膚が水ぶくれになることもなく痛みは完全になくなり、すぐに元通りになりました。
その後も火傷をするたびに梅の酵素ジュースの原液をつけてきましたがそのたびに見事に痛みをとり、
綺麗に皮膚が治っています。
母も帯状疱疹時、身体に酵素ジュースを塗りたくり患部をラップで覆いました。飲むことはもちろん、カスはお風呂に入れました。
8.最後にどうしても、カスが余るという方は、畑の堆肥に加えましょう。
小さな畑や庭でも、植物から少し離して土中に埋めておけば、植物が活き活きとしてきます!
以上のように、梅発酵ジュースは余すことなく使い切ることが出来ます。
今年は梅が大凶作で、手軽に梅を手に入れられないかもしれませんが、健康維持のために少しでもお試しになってはいかがでしょうか。
今後もこちらのチャンネルでは、健康になるためのおいしい料理レシピを公開していきます。
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次回もどうぞお楽しみに!
00:00 あきさわ園でジューンベリー摘み
00:45 青梅大凶作
01:03 梅発酵ジュース材料
01:42 作り始め
05:11 2日目
05:32 3日目
06:05 漉し方
06:36 搾りカスの使い方 梅ポリポリ漬け
07:15 梅発酵ジュースを飲む
07:45 フルーツゼリーの作り方
09:56 次回もどうぞお楽しみに
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