こんにちは。
実家は昭和7年(1932年)開業の洋菓子店です。
現在はフランスで修行してきた弟が継いでフランス菓子専門店となっています。
かの文豪太宰治が、地方逗留の折コーヒーを求め、その地方では唯一喫茶室のある
洋菓子店に通っていたと日記に書いていたそうです。
しかしながら、老朽化や人手不足のため惜しまれつつ昨年、本店は閉店いたしました。
祖父が開店した当時より、喫茶室併設のパンもケーキもある洋菓子店でした。
父の代になって、店舗も増やし、喫茶室も充実しパフェやホットケーキ、
サンドイッチやナポリタンといった軽食も出していました。
小学生時代の昭和40年代、おやつによく作ってもらったスパゲッティナポリタンは
忘れることの出来ない懐かしすぎる昭和喫茶の味です。
いつもナポリタンを作ってくださったMさんのことを少し。
Mさんは長崎の佐世保生まれ。
昭和20年学徒動員で長崎に行った時に原爆で被爆されました。
当時の被爆者への無理解のため遠く静岡県までいらして、
実家の洋菓子店に就職されたのでした。
当時、Mさんご夫婦は被爆者手帳も持っておらず、祖母がその手続きを行い交付してもらったと聞きました。
被爆されたご主人は起きられないほど具合の悪いことが多く、Mさんが家計を支えていましたが、
Mさんも季節の変わり目になると体調がすこぶる悪くなり、
お辛いとおっしゃっておられました。
私は子どもの頃から、学校が終わると母のいる本店に行き、
Mさんにナポリタンをねだったものです。
だれもいない厨房で、Mさんがナポリタンをつくってくれるのを脇で見ているのが好きでした。
今でもMさんが調理される手元を思い出すことが出来ます。
天然酵母パン屋になった現在も、クリスマスはシュトーレンやクリスマス商品のご予約品を製造するので自分の食事を忘れてしまう忙しくしています。
そんな時は何も食べないよりは手軽に何かを作って食べたいのです。
パスタ、手軽にカロリーが摂れますよね。
精神衛生上、腹が減っていては力もでないので、
今回は簡単に作れてしまうスパゲッティナポリタンを
小学生当時の実家喫茶店の味を再現しつつ、
自分的にはちょっと材料にはこだわって、ほんのすこしだけですが健康的につくってみました。
【材料と分量】
オーガニックスパゲッティ1.8ミリ 80~100グラム(お好み)
無塩せきベーコン (または無添加ハムなど)2枚くらい
玉ねぎ大1/4個 小さい玉ねぎなら半個くらい
ピーマン1個
生マッシュルーム 1~2個(缶詰でも)
トマトソース(にんにく 玉ねぎ カットトマト缶)大さじ2
トマトケチャップ 大さじ3~4
バター 10グラム
オリーブオイル 大さじ1~2
パスタのゆで汁 少々
こしょう、パセリ 少々
※ パルメザンチーズはお好みでどうぞ。
※ なるべくオーガニック食材を使う、マーガリンでなくバターでトランス脂肪酸なし。
りん塩酸、保存料無添加のベーコン、ウインナー、ハムを使うことで、
添加物をなるべく身体に入れないで美味しく頂きたいと思います。
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00:00 再現昭和喫茶の味 スパゲッティナポリタン
00:17 作り方手順
00:41 材料
00:44 材料を切り始める
01:35 湯を沸かしてスパゲッティを茹でる
03:25 ソースを作る
07:47 ナポリタンできあがり
08:51 本日のまとめ
09:58 よかったらコメントなどお待ちしています
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